お手入れ方法

琉球畳を末永く美しく快適にご使用いただくため、畳のお手入れ方法をご案内致します。

日常の清掃と換気

琉球畳は、ホコリや汚れ、湿気がたまると、それを栄養にダニやカビが発生しやすくなります。
日常の清掃と換気できれいが長持ちいたします。

琉球畳に良い掃除の方法

掃除機は、畳の目に沿っておかけ下さい。
また、掃除機を強くかけると畳表を傷めやすいので、畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけて下さい。
また、固く絞った雑巾で畳の目に沿って拭くこともおすすめします。お湯を使うと畳表の乾きが早くなります。

1〜2年に一回は大掃除を

畳表は、和紙畳や樹脂畳など、カビ・ダニに強い素材のものが多く使われますが、
畳の床が「わら床」の場合は、年末の大掃除の時にでも戸外へ出して、天日干しをした上でホコリを叩きます。
最近の住宅で一般的に使われている「建材床(木製の畳ボードとポリスチレンフォームを組合せた床)」の場合は、できれば2年毎に畳を少し上げて畳の側面や裏側のホコリを払い、掃除機をかけると良いです。
「建材床」は軽量ですので昔に比べれば気軽にお手入れできるようになっています。

水性の汚れのお手入れ方法(醤油やお酒、ジュースをこぼしてしまった時)

小麦粉などをふりかけて水分を吸収させてから、
ブラシでかき出しながら掃除機で吸い取り最後に雑巾がけをしてください。
キッチンペーパーなどでそっと水分を吸い取ってから雑巾がけをしても良いです。

油性の汚れのお手入れ方法(灯油や油物をこぼしてしまった時・クレヨンやマジックがついた時)

ティッシュなどで水分を吸いとってから、中性洗剤を水で薄めて拭いてください。
汚れが固まった場合は、歯ブラシなどで、畳目に沿って軽くこすってから、水拭きしてください。
イ草畳であれば、乾いた布にクリームクレンザーや除光液をつけて少しづつ拭き取ることもできますが、
和紙畳・樹脂畳はクレンザーや除光液は使用しないでください。

凹み・傷みを防ぐために

角張った物を強く押し付けると、傷みます。
畳の上に物を置くときは、敷き板をご使用いただくほうが良いでしょう。
家具など重い物の移動は、必ず2人以上で行ってください。柔らかい布やシートを敷いて行うとより安心です。